「白鯨との闘い」はただ鯨と闘うだけの映画では無いという事は声を大にして言いたい

「白鯨との闘い」はただ鯨と闘うだけの映画では無いという事は声を大にして言いたい

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本日1月16日公開の映画「白鯨との闘い」、先日試写会にて先に見させて頂きました。

見る前と見た後では大分印象が変わったのでそのことはちゃんと書いておこうって。

白鯨との闘いを見る前の印象

あの有名な小説「白鯨」が原作。読んだことはないけどなんとなく聞いたことはある。

多分すっごいおっきい鯨と闘うんだよね。

タイトルもまんまそんな感じだし、映画の予告を見てもそんな感じだし。

きっと海の上で屈強な男たちが鯨とバトルするアクション映画や!見たろ!

白鯨との闘いを見た後

おいおいおい…確かに鯨はデカイし怖いし強いし、映像は迫力があったし水中の映像はびっくりするぐらい綺麗だった。
だったけどこの映画はそこがメインじゃないやつや…

確かに鯨とは闘います。そこまでは見る前に思ってた通りの映画。

鯨と闘った結果、船は沈められ、何人かの仲間は死に、小さなボートで放り出されます。陸地から何千キロも離れた海の上に。

水も食料も大して残っていない中、漂流するのです。この映画の本番はここから。

ネタバレになるから詳しくは言いませんけど、水も食料もない中海の上で漂うだけと言うのは普通は想像できないでしょう。でもこの映画はそこをとても丁寧に描いています。正直見ているのが辛かった。

邦題と原題の差問題

で、この映画を見て思ったんですよ。これは決して鯨がメインな話じゃあないぞ!もしかして原題は鯨関係ないんじゃないのって。

そしたら案の定原題は「IN THE HEART OF THE SEA」だと。

私は英語に強くないのでGoogle先生に聞いてみます。

Google 翻訳

「海の中心部に」。それっぽくすると「海の真ん中で」とか「海の中心で」って感じですかね。

確かに「白鯨との闘い」よりはこっちの方がしっくりきます。鯨も確かに怖かったけど、嵐とか、どこを見渡しても水以外に何も見えない海のだだっ広さとか、そういう自然に対しての畏怖の気持ちが湧いてくるんですよこの映画は。今絶対船とか乗りたくないですもん。怖くて。

この原題邦題問題はゼロ・グラビティ見た時も感じたんですけど、まぁキャッチャーな名前にしないといけない部分もあるだろうしなぁ。難しいですね。

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まとめ

鯨の大きさ、そしてその迫力とか、水の中の映像とか、そこもとっても綺麗で素晴らしいので見るなら3Dでと思いますし、そこも十分に映画としての売りになるのはわかります。

わかるんですけどこの映画はそれだけじゃないって、もっとこう、極限状態の人間の行動、その倫理観、生きるためには何をすればいいのか、何ができるのか、そんな大きなテーマがあると思うんですよね。

ただでっかい鯨と闘うだけの映画では無いよっていうことは声を大にして言いたい。