
写真撮ってると、だんだんとjpeg撮って出しじゃなくてRAWから現像しようっていう風になっていくと思うんです。
でも正直最初はよくわからないというか、とりあえず、らいとるーむ?とか使えばいいんでしょう?みたいな。
専門的な知識は無くても、明るくしたりとか鮮やかにしたりとかは出来るのでそこそこどうにかなってしまい、「俺達は雰囲気で現像をやっている」みたいな状態になっていました。
少なくとも私は。
なんかもうちょっとちゃんと勉強したいなぁと思い、インプレス様からご献本いただいたこちらの「みんなのPhotoshop RAW現像教室」で現像してみました。
プロのレタッチ技術を知ろう
この本の著者は大和田良さん。プロのフォトグラファーがアマチュアの方の撮った写真をレタッチしていきます。その作例はなんと38点。
それぞれレタッチ前のBEFOREとAFTER、レタッチに使ったPhotoshopの機能、そしてアマチュアの方がレタッチした写真が詳しく載っているのでどこをどういじるとどうなるというのがわかりやすい。

これ、表紙をめくったとろこに書いてある「本書のオススメの読み方」です。まずは実例から参考になるものを探して、その後もっと理解を深めていくっていうのがオススメと書いてあります。という訳でこの通りやってみましょう。
今回は可愛い猫を渋くモノクロにして格好良くした作品を参考にしてやってみます。

▲まず元のRAWを何もせずにそのままjpegで出力したのがこちら。
はいカワイイ。
このネコをモノクロにして格好良くしてみたいと思います。

▲まずホワイトバランスを調整します。この場合ほぼ変わってないですけど、ちょーっとだけ変わってます。

▲次に円形フィルターで周辺の光量を落とします。

▲チャンネルミキサーを使ってモノクロに変換します。もうだいぶ最初よりは格好良くなってきた。

▲目だけ明るくします。目だけ明るくするとかひとりでやってたら絶対思いつかなかった。

▲さらに周辺の明るさを調整して完了。


▲最初の状態と最後の状態を並べてみるとこんな感じ。うまい人がやったらもっと凄いんだろうけど個人的には結構満足です。最初より渋く格好良くなったと思う。
こんな感じで、38の作例でそれぞれに、ここのスライダーを動かすとこういう風に変わる、というのがわかるので勉強になります。更に細かいところを知りたかったら1章と2章を読めばいいし。
そうそう、本のタイトルだけ見るとPhotoshopじゃないと現像できなさそうですが、LightroomとPhotoshopの組み合わせでも全然大丈夫です。というかPhotoshopに付属しているCamera Rawで現像するというのがこの本に書いてあることなのでLightroomの方が断然高機能です。私はAdobeのCreative Cloud フォトプラン使ってやりました。よくあるパターンですね。
という訳で現像勉強するにはとってもいい本だと思いました。Amazonでなか見!検索でちょっと中を見れるのでまずはちょっと確認してみると良いと思います!