アカデミー賞作品賞、そしてマット・デイモンが主演男優賞にノミネートされている話題の映画「オデッセイ」を公開初日に見てきました。
良かった。あー良かった。
科学とか、宇宙とかそういうのが自分は好きなんだなぁと再認識しました。
火星にひとりぼっちになったらどうやって生き延びる?
火星への有人探査ミッションに参加した主人公マーク・ワトニー(マット・デイモン)は植物学者。
調査中に嵐に遭遇しメンバーはミッションを諦め帰還しようとする。その途中ワトニーは突風で飛んできたアンテナに巻き込まれはぐれてしまう。
ワトニーは死んだと判断したメンバーは地球へ向けて帰還しようと火星を後にする。
…がしかしワトニーは生きていた。
水なし。酸素ほぼなし。食料31日分。地球への通信手段なし。次に火星に船が来るのは4年後。
どう考えても絶望的なこの状況をワトニーはどう乗り切るのか!!!!
っていうのがこの映画のあらすじです。
予告編貼っておくのでそれを見ればほぼわかります。
あと宇宙兄弟好きだから宇宙兄弟コラボ版も。
どう考えても絶望的な状況からいかにして生き延びるかっていうのがこの映画の肝ですが、その方法が”科学を武器に生き残る”なのです。
どうやら私はそういう科学的なアプローチで物事を解決していくというプロセスが大好物のようで(薄々気付いてはいたけどこの映画ではっきり思った)。
水ない→作ろう。食料ない→作ろう。
その過程にワクワクします。
このたぐいの映画でよく問題になるのがいやいや現実にやろうとするとその方法ではうまくいかないっていうツッコミ。
こまけぇことはいいんだよ!問題はその見せ方なのです!
アカデミー賞ノミネート納得のマット・デイモンの演技
マット・デイモン演じるワトニーは火星でひとりぼっち。自然とワトニーは1人で画面に映ることが増える、というかほぼ1人でしか映らない。
しかし絵が持つ!さすがのマット・デイモン。
火星にひとりぼっちという人類史上最強に絶望的な状況でもそこまで悲壮感が漂っていないのはワトニーのポジティブさ、それを演じるマット・デイモンの美味さがあってこそでしょう。
宇宙から地球へ帰る映画繋がりでゼロ・グラビティを思い出しましたが、あの映画ほど悲壮感が無いっていうのがこの映画の特徴かなと。
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ワトニーの性格がよく分かる特別映像が公開されています。メンバーが訓練で10日あまり1人で過ごした後の面談の様子。みんなの色がわかって面白い。
ワトニーの性格も火星で生き延びるために大事な要素だったと思いますが、もう一つ大事だと思ったのがディスコミュージックとGoPro。
ずっとひとりぼっちでいたら人間おかしくなるじゃないですか。キャスト・アウェイだってバレーボールの友達がいたからギリギリだったみたいなとこあるでしょ?ウィルソンだっけ?
ワトニーのいる船には記録用にいたるところにGoProが設置されていて、航海日誌の要領でその場その場でGoProに向かって記録を話し続けているわけです。どうやったら水ができるだうんたらかんたらって。その会話のおかげで自我を保っていられたんじゃないかって思うんです。
ディスコミュージックはネタバレになるのもあれなんであんまり言いませんけど、もうディスコミュージック最低で最高だよ。
映像が綺麗。火星行ったこと無いけどこれが火星かって思う。
IMAXで見たんです。それもあるんでしょうけど火星の映像が綺麗すぎて、え?フルCG?って思ったんですけど調べたらヨルダンにあるワディ・ラム砂漠ってとこらしいです。月の谷っていう意味らしいですよ。何か惜しい。
ワディラム砂漠 | ヨルダンの観光・オプショナルツアー専門 VELTRA(ベルトラ)
Googleで画像検索したらなんとなく凄いのがわかってもらえると思う。
これから見る人には是非IMAXで見ることをオススメします!
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